RECOMMEND 03

長岡勉
建築家

「居心地のよい場所を丁寧に考えることで、モノがより魅力的に見え、人とモノが心地よく共存できると思います」。

日常の中にワクワクできる瞬間を生み出せるような空間づくりを目指す建築家の長岡勉さん。自身が設計した図書館「ミッカ」で協働開催したワークショップを通じ、長岡さんが体験した「テグの遊び」「大切にしているデザインワーク」について伺いました。

日常の中にワクワクできる瞬間を生み出せるような空間づくりを目指す建築家の長岡勉さん。自身が設計した図書館「ミッカ」で協働開催したワークショップを通じ、長岡さんが体験した「テグの遊び」「大切にしているデザインワーク」について伺いました。

「teguでアート」を振り返って

ミッカで開催したワークショップやギャラリーで、ずいぶん子どもたちとテグと遊びました。マグネットでつく積み木という点が、テグの最大の特長ですが、カタチをつくるバリエーションの幅がとってもひろい。くっつくところもあり、くっつかないところもある。もたれかかるような絶妙なバランスも成立します(笑)。余白が多い、ユニークな積み木といっていい。その分、好奇心さえ発揮すれば、想像力は無限に膨らんでゆくと思いました。

またテグのもつカラフルさはじめ、木の素材感や磁石でくっつく楽しさは、多くなるほどに遊び方の自由度もあがるかな。

ワークショップの子どもたちを見ていると、平べったい板なんかも、数を集めて触って持ち歩いているだけで、テンションのあがっていましたね。構築物も紙とか違う素材を用いると表情が豊かになって、とてもチャーミングになります。

木の手ざわりの良さと、想像力が膨らむ「白。そして好奇心をそそるボリューム感。
丁寧にテグで遊ぶ環境をつくってあげられたら、子どもたちのワクワク感は、そんなところから生まれると思います。

「作り手」と「使い手」を行き来するデザインの視点

何かをつくるとき、ある問題や条件を解決していくことは、デザインのひとつのプロセスとして重要です。その上で、自分の場合は、出来上がったものを今度は自分でどう楽しめるかということを、とても大切にしています。「作り手」から「使い手」を行き来する感覚です。考えること、作ることはデザイナーとして当然必要なことだけど、その先に、「使い手」としてのよろこびを感じとることは、自分自身に新たな発見があります。場合よっては自分以外の人から知恵や工夫がフィードバックされますよね。私はそういう「使い手」の楽しみ方にとても関心があるんです。

「絵と言葉のライブラリー ミッカ」に訪れる親子に伝えたいこと。

子どもたちが好奇心をもって、いろんな物事に出会う。そんなきっかっけづくりは、やっぱり重要だと考えて、ミッカの空間や書籍をデザインしました。名前は「やってみっか」「してみっか」の「みっか」。好奇心からはじまるいろんな想像力を楽しんでもらえることを願っています。